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小倉 進

(ニコニコ太一気功代表、健康づくりコーチ、気功療術師)

1947年生まれ。太極拳に関心をもったのは、大学卒業後、1970年に出版社に入社してから後のことだった。たまたまサントリーのテレビCMで、楚々とした若い女性が、優雅にしなやかに太極拳を舞っているのを見た。その瞬間、「コレだ!」と閃いた。理由はない。人を好きになるのと一緒だと思う。ただ、心が魅かれた。無性にやりたくなって、教えてくれるところを探した。

それ以来だから、もうかれこれ40年ほどになる。これといって趣味をもたなかった無骨・無粋な男が、途中あれこれ波はあったにせよ、これだけ続いたのだから、やはりそうとう惚れこんだことになる。このプロフィールを書くために古い物入れを漁っていると、簡化太極拳の修了証書が出てきた。80年4月、日中友好協会太極拳委員会とある。懐かしさでいっぱいだ。

そのあとも、八十八式太極拳、三十二式太極拳、陳式太極拳一路と、わけもわからず、下手の横好き、手当たり次第にやっていた。そのときはまだピンときていなかったのだが、周稔豊、蔡龍雲、馮如龍、陳俊彦といった錚々たる名家の講習に参加し、手ほどきを受けていたのだから、我ながら、随分恵まれていたことになる。

仕事の都合で大阪から東京に転勤になってからは、NHK文化センターで教えていらっしゃった地元の井出裕香先生(動禅道場「空」主宰)から、太極拳二十四式、四十八式、練功十八法、八段錦、五禽戯、香功、太極剣、太極扇……と、多くの功法を基本からご指導いただいた。上海体育学院講師として、BABジャパンから香功のDVDを出されている劉立凡先生に直接教わる機会もつくっていただいた。

とりわけ、井出先生は禅を深くやられていたことから、気功、太極拳の根本に横たわる陰陽の原理や、練功する際の意識の働かせ方について、懇切にご訓導いただいたことが忘れられない。それまでのどこか運動的な、ただ体を動かすだけといった太極拳から、多少なりとも気功的な太極拳へと変化する道筋をつけていただいたのも井出先生のお陰である。

また、私事においても、年老いた母のよき話相手、心友としても、ご多忙のなかをご厚誼いただいた。このことは、本当にありがたく、深く深く感謝しているところです。

さて、そうこうするうち、仕事がどんどん忙しくなり、母親の介護という現実も起きてきて、気功や太極拳からは心ならずも縁遠くなっていった。ところが、母の死後の2004年に、自身が病気になったり、交通事故に遭ったのをきっかけに、再びこの道に戻ってきた。この辺の経緯については、姉妹サイト「やすらぎの気功療法 for health 和楽院」で述べたとおりである。

会社勤めの傍ら、気功、整体、東洋医学について3年間学んだ東京療術学院では、外山美恵子先生から気功・統合医学を、また、この間に峨眉丹道医薬養生学派伝人の張明亮先生から峨眉伸展功・行功・動功などの功法と気功の本質的なところについて直接教えを受けることができたのも、本当に幸せなことだったと思う。

そして2008年、東京療術学院で気功整体師養成本科、統合医学を修了後、非営利の市民サークル活動「ニコニコ太一気功」を地元で開始。地域の人々の、心と体の健康づくりの一助となることを念願して、現在、妻の美智子と二人三脚で活動中である。

また、この頃と相前後して、六字訣や易筋経、導引養生功、峨眉十二荘、空勁気功、九鼎煉丹功、混元太極拳、武当太極拳、十三式太極拳等を、その後も学習し、ゆるやかな足取りではあれ、一歩一歩研鑽を深めている。

こうして振り返ってみると、随分いろいろな功法に関心の赴くまま首を突っ込み、我ながら腰が定まっていないように思えないでもない。しかし、いろいろと実地に体験する中で、各功法に共通する原理やしくみ、さらにはその背景にある心と体の大きなメカニズムについて、おぼろげながらも理解できるようになってきたのは大きな収穫だと思っている。そしてそのことが、気功療術という施療の面でも大いに活かされているように感じている。

小倉美智子

(ニコニコ太一気功共同代表、健康づくりコーチ、チャクラ・セラピスト)

1951年生まれ。夫の進に感化され、太極拳を始める。85年に簡化太極拳二十四式を修了。蔡龍雲、馮如龍などの諸先生から教えを受ける。

また、井出裕香先生からも、進と一緒に、太極拳二十四式、四十八式、練功十八法、八段錦、五禽戯、香功、太極剣、太極扇などを学ぶ。のみならず、密厳流の御詠歌や和讃、梵字、香道、小笠原流礼法などのレクチャーを個人的に受け、気功・太極拳以外の分野でも、ご懇切な指導を仰ぐ。

東京療術学院では、花のエッセンスを癒しに用いる「フラワーレメディ」を履修。その後、チャクラ・セラピーを学ぶ一方、張明亮先生から峨眉伸展功・行功・動功などの功法と気功について学習する。

現在は、チャクラ・セラピストとして活動するとともに、サークルでは、自身の経験を元に、とりわけ開脚前屈や前後開脚などの気功的ストレッチ法を熱心にコーチ。また、ハーブや食養生にも関心をもち、研究にいそしんでいる。

⇒ ニコニコ太一通信

⇒ 気功とは