2020年12月

見出しピン画像橙 ニコニコ太一通信

ニコニコ太一通信画像                     2020年12月

(2020.11.14)

あっという間の12月! 今、コロナの第3波の到来が指摘されていますが、まさにコロナに明け、コロナに暮れようとする“コロナ・イヤー”の1年であったような気がします。

でも、そのお陰といっていいのかどうか、この非常時に直面し、改めて、人間とは何か、健康とは何か、生きるとは何か、そういうことを考える時間を与えてくれたような気もします。そして、そのなかで、私たちがやっている“気功”の素晴らしさを再確認する機会にもつながったように、個人的には思っています。

この1年足らず、私たちのサークルでは、このストレスフルな環境のもとで、どうしたら免疫力を上げることができるか、自然治癒力を高めることができるか、心身の調和を図っていくことができるか、そのことについて考え、カリキュラムの内容にも、また、説明についてもその都度、できる限り反映させ、活動に取り組んできました。

同じ運動をするのでも、“気功的”に動作をすることにより、あっ、背中が温かくなった、肩が軽くなった、息がしやすくなった、心がかろやかになった、気持ちが落ち着いたなどの声が、幸い、練功をする中でもしばしば聞かれます。これも、“気功”がもつ優れた効果、効用の具体的な現われだと思っています。

“気功”は、まさに自らの免疫力を高め、自然治癒力を上げ、身心を調和させ、命をやさしく育む、とても頼りになる方法であり、転ばぬ先の杖でもあるのです。

これからも、そのことを念頭において、皆さんとご一緒に、日々、明るく、コツコツと活動していきたいと思っています。

なにやら年末の挨拶のようになってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします。

連絡事項を一つ、二つ。

一つは、「やわらか気功」でやっている“全身活性運動”をこの12月より“冬バージョン”に改めます。内容は、下記のミニミニコラムにも少し触れていますが、椅子に坐ってする「十二段錦」の簡略バージョンです。やればとても体がポカポカとし、気持ちのいいものですから、皆さんにもきっと喜んでいただけるものと期待しています。

もう一つは、いまやっている気功太極拳の名称を、「十三式瞑想太極拳」から「十三式ゆっくり太極拳」に変更します。といっても、すること自体はいまと変わりがあるわけではありません。太極拳をゆっくり、ゆっくりやっていると、いずれ頭もすっきりし“瞑想状態”の境地が開けてくることが期待されるのですが、あまりそのことを先走りせず、まずは足元から、それこそゆっくり着実に歩を進めていきたい、との思いから、変更する次第です。本当は、ここ最近のニコニコ太一通信ミニミニコラムのなかで「一点一画、基本に忠実な太極拳を」と述べたときに、一緒に変更すべきでした。タイミングがちょっとずれてしまいました。(-_-;)

⇒ 初心に立ち返り、基本に忠実に…… (9月 十三式太極拳で“八弁の花”になる!?)

関心のある方は、以下のコラムもあわせてお読みいただければと思います。

⇒ 一点一画、「今」を大切にする気功、太極拳、ヨーガを! (10月)
⇒ 十三式“瞑想”太極拳で、心と息、体を深く調える! (8月)

いずれにせよ、どんな環境下にあっても、日々を明るく、元気で過ごすためには、日常の健康づくり、養生を欠かすことはできません。皆さんご一緒に、引き続き、練功を深めていきましょう。(⌒-⌒)ニコニコ

 《12月のスケジュール》

・12月のスケジュールは、28日の月曜日が会場休館のため、お休みとなりますが、あとは通例どおり、月曜日が3回、木曜日が4回あります。心身をいつもリフレッシュし、健康・元気でいるために、奮ってご参加ください!

<木曜日> 3日(B)、10日(A)、17日(B)、24日(A)
<月曜日> 7日(B)、14日(A)、21日(B)

A選択科目:「やわらか気功」“全身活性運動” “フロア気功”
「元気気功」“ヨーガと季節功”

B選択科目:「やわらか気功」“峨眉伸展功”
「元気気功」“易筋経とお顔のリフレッシュ気功”

*念のため、Aの“フロア気功”と“ヨーガ”ではヨガマット等が必要となりますので、ご用意ください。

また、開始時間は、次のとおりです。

「やわらか気功」 13:00~
「元気気功」 14:20~
「気功太極拳」 15:40~

 冬紫色シクラメン ミニミニコラム from Michi & Sum

◎後頭部と足首のツボ崑崙が関係している!?

東洋医学の面白いところは、体全体が一つの宇宙を成していて、全てが一つながりにつながっている、という見方です。えっ、本当……? と当惑ぎみの方もいらっしゃるでしょうが、整体施療の経験から言うと、結構、この見方は当たっているというのが率直な感想です。一例をあげると、腰痛を足の裏の湧泉というツボを使うことで、痛みの緩和、解消につながった、というようなことは何度もあります(いくつかの例は、for health 和楽院のホームページのほうでも紹介しています)。

それに類することとして、今回、面白い、と思ったのは、後頭部と足首のツボ崑崙(こんろん)との関係です。

掌抱崑崙

健身気功八段錦というと、当サークルでも、季節の養生功として、以前から取り上げている功法で、これは主に立位でします。これとは別に、十二段錦という坐ってする養生功があります。とても気持ちのいい功法でお薦めなのですが、そのなかに「掌抱崑崙」という動作が出てきます。

具体的には、両掌を後頭部に当て、上体を回し、片方の肘を同側の膝のほうへ上体を傾けて近づけ、体を起こしてから今度は、反対側で同様に行ない、次いで、頭を上げ、頭を下げ、そののち両手で顎を支えて頭を上げ下げする……というようなことをします。

つまり、後頭部を崑崙(山)に見立て、この雄大な山並みを掌で抱く、というのが、どうやら動作の名称の由来のようです。

崑崙山というと、中国古代の神話に登場する、天上へつながる通路ともされる高山で、これを古代人は大いに尊んだとされます。そんな由緒ある霊峰を人間の小さな手で抱いて動かすというのは、なかなかの発想で感心されますが、実は、この崑崙、ツボでいうと、足首の、外顆とアキレス腱の間の凹みに、その場所があります。そういえば、足首の外顆の大きな隆起を崑崙山と見立てれば、実際のスケールの大小はさておいて、なんとなくうなずけるような気がしないでもありません。

この崑崙、整体関係者の間では、その命名の素晴らしさゆえか、結構、愛好する人が多く、足の痛みや冷え、捻挫、リウマチ、坐骨神経痛などの特効ツボとして活用されるほか、後頭部の緊張やコリの緩和、解消にも用いられます。

今度、首すじの辺りにちょっと違和感を覚えたら、この足首のツボを極くごく軽くトントン刺激したり、擦ってみたりするのもいいかもしれませんね。

易筋経にも登場!

ここでは十二段錦を例にして、崑崙のツボについて紹介させていただきましたが、実は今、サークルでやっている易筋経でも、「九鬼抜馬刀」という動作のなかに、この崑崙がいずれ出てきます。楽しみにしていただければと思います。  (⌒-⌒)ニコニコ

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十三式太極拳で“八弁の花”になる!?

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老愛犬のトボトボ散歩と易筋経“倒拽九牛尾”

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――2020年1月峨眉珍蔵少林達磨易筋経の特別講座より

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